昨夜、当社FBページでもシェアさせていただいた内容ですが、現在社会保障審議会・介護保険部会で行われている話し合いの中で、2021年介護保険改正時に導入が濃厚とされていたケアプラン料の有料化について先送りとの決定が下されました。
この件については、これまでもず～っと前から議論されてきており、もう導入は避けられないとの見解でありました。それが一転、ケアプラン料有料化に伴ってセルフプランの増大からの自立支援に即さない、または不正プランからくる不正サービスの横行…それにより介護給付費増大が懸念される…よってまだまだ時期尚早という判断がなされました。私も上記内容からケアプラン料の有料化はあまり好ましくないと考えている方なので先送りされてよかったと思っています。
現在は障害福祉サービスにおいてもセルフプランは失くしていく方向で動いているのに、この議論については時代に逆行しているような気がしてなりません。ともあれ次期介護保険改正では導入されないので何ともひと安心といったところです。
あと、もうひとつ次期改正での大きい話題については、現状要支援のみである総合事業を要介護1、2も加える…という議案です。要介護1はともかく要介護2までというと、如何なものかと思ってしまいます。もともと要支援2と要介護1というのは、要介護認定等基準時間（介護の手間を表すものさしとしての時間）の枠が元々同じなのですが判別については要支援ではいけないような特段の事情が加味されると要介護1となります。したがって同じく括りとして言われれば仕方ない面もあるのかもしれないですが、要介護2ともなると基準時間もぐっと上がるので要支援のような総合事業に加えるというのもどうかと思ってしまいます。今回は見送られ次回への議案となっていくことでしょうが、これもまたひと安心といったところです。近年財政難でコストカットが叫ばれる中、必要なところに必要なサービスを…というのをなくさないように改革していってほしいと思います。決して改悪だけにはならないように願いたいところです・・・。

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